俺の島流しプロレス生活

新日本プロレスについての記事が主ですがインディー含めプロレス”界”について時にこってり話します。

【新日本プロレス】天下を取り損ねそうな男・石井智宏。彼が報われないなんてウソだ!!

さて!いよいよ本日に開幕が迫った『NEW JAPAN CUP』!

 

私フジハラ・ローの考える今年のNJCのテーマは”史上最大トーナメント”!!

 

何度か言っている通り優勝/勝敗予想が極めてメンドくさい、、いや、困難なこのトーナメント、本日東京・後楽園ホールにて(便宜上の)Aブロック1回戦の4試合が行われます。

 

  • 中西学vsYOSHI-HASHI
  • 本間朋晃vsタイチ
  • ジュース・ロビンソンvsチェーズ・オーエンズ
  • 永田裕志vs石井智宏

この中でもメインで行われる永田vs石井に注目してる方も多いでしょう。

 

お、アナタも!?握手握手。

 

かく言う私もそうなのです。ちょっとこの試合には”思い入れ”もありましてね、、、。

 

 

最大トーナメントの中で唯一と言っても良い『テーマのある一回戦』

 

今回のNJCの一回戦の中で、この永田vs石井だけどこか勝手の違う雰囲気がありませんか?

 

他の一回戦が”ザ・一回戦”といった感じの組み合わせが多い中で、この試合に関しては『テーマを引っさげて』組まれた一回戦なんですね。

 

1.5『NEW YEAR DASH!!』で勃発した遺恨をかれこれ3ヶ月弱引きずった状態で来たのをここでぶつけるんです。

 

噂では『THE NEW BEGINNING USA』にて組まれる予定だったのですが諸般の事情で流れてしまっていたため満を持しての対戦と言うことになります!

 

『旗揚げ記念日』はじめ 数度の前哨戦を見てみてもまぁ安心の永田vs石井クオリティと言える激しさを見せてくれています。

 

ここ数年、石井のシングル大一番はどの試合も外さない、まさに『名勝負製造機』と言える(『ベストバウト・マシーン』とは少しニュアンスが違うんですよね〜)石井。

 

そんな新日本における”今の”石井の原点。実は永田戦なんですよ。だからこそこの一回戦のマッチメイク、とても深い意味があるんです。

 

石井が”新日本プロレスの石井”になった瞬間。

 

石井智宏はその昔、実はインディーでジュニア選手として活躍していたんです。その後長州力のWJプロレスに参加したのをキッカケに新日本にも参戦。しかし当初はタイガーマスクや井上亘との抗争が組まれているなど、割と不遇な扱いを受けていました。

 

しかも聞いてくださいよ!?なぜか石井智宏のリングネームのままブラックタイガーをやらされ、挙句その状態でタイガーとマスカラ・コントラ・マスカラ(敗者覆面はぎマッチ)を組まれる始末。結果?当然正義の味方のタイガーが勝って見事石井智宏のマスクを剥いでましたよ。正体は石井智宏ですよ。

 

かと言って新日本ジュニアに本格参入するでもなく、結構どうしようもない感じで闘ってたんです。

 

 

転機が訪れたのは2011年11月。場所は大阪府立体育会館。対戦相手は、、、永田裕志です。

 

私はこの時現地観戦していたのですが(お目当てはプリンス・デヴィットvsTAKAみちのくのIWGPジュニア戦)、唐突に前半戦でマッチアップされていたこの試合に釘付けになりました。

 

当時の永田はまだ”ミスターIWGP”の頃の『貯金』があった時期です。バリバリの”新日本プロレスのトップ”。そんな永田に真っ向から食らいつき、おそらく初めてだったんじゃないでしょうか?場内の大『イシイ』コール。

 

この時、”新日本プロレスの石井智宏”が誕生した瞬間でもあったと思います。

 

もっとも、試合内容はですでに現在の石井智宏が完成されていたと思います。

 

永田裕志が自ら査定した理由。

 

先ほど『唐突に前半戦で組まれた』と言いましたが、実はこれには裏話がありまして。

 

”ウラ話”ってカタカナで書いた方がそそられますよねw? 実はウラ話がありまして。。。

 

石井智宏を新日本に推薦したのは長州力と、”長州番”と言われていた記者・GK金沢氏だったのですが、石井がまだWJ時代に永田と金沢氏も含めたメンバーで会食(飲み会?)をした時のこと。

 

金沢氏が永田に石井を新日本に推薦した際、永田は「石井君ならウチのジュニアでバンバンやれると思いますよ!」と答えたそうです。

 

その言葉に金沢氏は「いや、ヘビー級でだよ!!」と返したそうなのですが、それに対して永田は「いやいや、ウチのヘビー級をナメてもらっちゃ困る。最低ラインが(当時どうしようもなかった)真壁だよ!!」と譲らず。

 

そのやりとりを聞いた石井は店の外に飛び出して、自らのふがいなさからなのか号泣したというのです。

 

その数年後、石井が新日本に参戦するようになってから、地方会場で石井とシングルマッチをすることになった永田はその実力を認め、金沢氏に石井を絶賛する連絡を入れたそうです。

 

 

グスッ。泣けますねぇ。

 

 

そんな経緯もあってだと思います。石井の”一軍昇格”のテストマッチ、大阪府立のビッグマッチのシングルを永田自ら買って出たのは。

 

このまま”天下を取り損ねそうな”ままで終わるな!!

 

その後の石井はトップどころとの『善戦』時期を経て、今では新日本の誰にでも勝てるトッププレイヤーにまで上り詰めました。

 

昨年のG1なんかは同ブロックのシングル王者全員に土をつけました。

 

『試合結果』は十分すぎるほど。

 

あとは、そう、IWGPの冠のみです。

 

NEVER無差別級王座においては石井カラーを前面に出すことに成功しました。

 

でも、それじゃダメでしょう。

 

IWGPを獲らなきゃ、天下を獲らなければ、石井が報われなければ、ウソでしょう!

 

 

NJC優勝者に与えられるMSGでのIWGPヘビー級王座への挑戦権。

 

”コレ”がある故に、今回はいつも以上に優勝者が絞られてしまう印象でした。

 

 

ハッキリ言っちゃうと、オカダ・カズチカ内藤哲也

 

 

けど、アメリカのファンが見たいもの、新日本プロレスが見せたいもの。。。それが『新日本プロレス』そのものだとするならば、、、

 

 

石井智宏が天下を獲る その瞬間なんじゃないでしょうか?

 

 

 

ではまた書きますね。

石井は長州と天龍 両方の教えを受けている数少ない『レスラー』なんですよねぇ。

 

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