俺の島流しプロレス生活

新日本プロレスについての記事が主ですがインディー含めプロレス”界”について時にこってり話します。

EVILの言う『タッグの価値』。それを上げる方法は、、、?

「この(IWGPタッグ)ベルトの価値が見えてない奴もいるだろう。だが安心しろ。俺にもSANADAにも見えている。」

 

今年の1.4東京ドームでのIWGPタッグ選手権、王者のG.O.Dを下し第82代IWGPタッグ王者に輝いたEVIL&SANADA。その試合後にEVILが放った一言です。

 

本当に見えているのか?疑問と期待、両方の感情が私の頭の中をグルグル回っています。

 

さらにEVILはこう続けました。

 

「このベルトを大阪城、あるいは東京ドームのメインカードまで俺らがチャンピオンとして持っていくからよく覚えとけ!!」

 

 

ハッキリ言います。

 

 

今のままでは無理です。

 

 

現在の新日本プロレス、いや、日本のプロレス界におけるタッグ王座の現状を本当に理解しているか?

 

『タッグ王座の価値』とはどういったものなのか?

 

一度整理してみたいと思います。

 

 

シングル王座に絡まない選手が挑むタイトル。それが現在まで続くタッグ王座の現状。

 

実はIWGPタッグ王座の歴史はIWGPヘビー級王座より古く、『IWGP』と冠のつく初めてのタイトルになるのです。

 

しかしその歴史と記憶を振り返って見ても、IWGPヘビー級を差し置いてIWGPタッグがメインイベントになることは皆無だったのでは無いでしょうか?

 

そもそも他団体に置いてもシングルタイトル戦より後の試合にタッグタイトル戦が組まれることがほとんど無いと思います。

 

ここ数年の記憶にある中ではドラゴンゲート2015年の5.5にて行われたオープン・ザ・ドリームゲート選手権 王者B×Bハルクvs挑戦者サイバー・コングの試合より後にオープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権 王者チーム吉野正人しゃちほこBOYvs挑戦者チーム望月成晃ビッグR清水が組まれると言うシチュエーションがありましたが、この日はメインが金網デスマッチと言うこともあってか かなり変則的なマッチメイクになっており、ドリーム選手権が第3試合に組まれているという後にも先にもないイレギュラーなものでした。

 

 

さらにもっと言うと、他団体含め現代の日本プロレス界に置いてタッグタイトルマッチがビッグマッチのメインになること自体がほとんど無かったのではないでしょうか?

 

2004年の1.10ノア武道館大会のGHCタッグ選手権 王者チーム永田裕志棚橋弘至(凄いチームだ)vs挑戦者チーム三沢光晴小川良成の一戦が最後だったような気がします(もし違うデータ持ってらっしゃる方おられましたら是非!)

 

なぜタッグの扱いがこうも悪い現状になっているのか?

 

それは他ならぬ、タッグ戦線に参入しているレスラーが、シングル戦線に絡んでいないレスラーばかりだからです!

 

最近はタッグチームっぽくチーム名を付けたりしてタッグ戦線を盛り上げたりしようとしてる”感じ”がありますが、結局はシングル王座に就けないばかりか挑戦圏内にいないレスラーばかりになっていませんか!?

 

特に新日本はそれが顕著です。ましてシングル王座が増えてからなおさら状況は悪化しています。

 

それが如実に現れているのが年末の恒例、タッグリーグでしょう。

 

ここ数年は翌年のドームのメインクラスに出場する選手がタッグリーグには出ない現状。

 

昨年は期待していたゴールデン☆ラヴァーズすら出場しない有様。

 

この辺りは内藤哲也も苦言を呈していましたが果たして2019年は変わってくれるのでしょうか?

 

この辺りは(ベースのロースターの数の都合があるにせよ)全日本プロレスを見習っていただきたいですね。

 

つまりはシングル王者がタッグ王座の価値を上げる。

 

結局のところ、やはり団体のスターが挑戦圏内にいないとその王座は光らないと思うのです。

 

 

私はリアルタイムで見ることができなかった世代なのですが、四天王プロレス全盛期の全日本プロレスの世界タッグ王座戦線はとても盛り上がっていたと聞きます。

 

現在でも諏訪魔石川修司組(全日本)や潮崎豪中嶋勝彦組(ノア)といったシングル王者経験者同士のタッグチームがタッグ戦線を盛り上げているのがとても望ましい形だと思います。

 

 

シングル王者クラスの選手がタッグ王座にも照準を合わせる状況にないといけない。

 

逆に言うと、タッグベルトを持っていることによってシングル王座に挑戦すらすることのできない今の現状が続くようであれば、いつまで経ってもタッグ王座の価値は上がらないと思うのです。

 

タマ・トンガデイビーボーイ・スミスJr.なんかはタッグ戦線にいることが枷になっていんじゃないかなぁと思うことが多いです。

 

 

その理屈で言うと、IWGPタッグ王座に関して言えば、最も価値があったと言えるのは第33代王者チームの武藤敬司蝶野正洋でしょうか。

 

今聞いてもシビれるチームです。この時点では蝶野はまだIWGPヘビーは巻いてはいないのですが、G1クライマックスを3度優勝とシングルでの実績は文句無しでした。

 

このチームがIWGPタッグを巻いていたのが1997年。そこから実に20年余、シングル王座またはそれに準ずるタイトルを獲得したことのある選手同士のタッグ王座戴冠は、第58、60、62、74代王者チームの天山広吉小島聡くらいなんですよ。

 

 

しかしそれもシングルプレイヤーとして全盛期を過ぎてからなんですよね。。。

 

シングルプレーヤー×シングルプレーヤー=タッグの完成形なんて小さいこと考えないでくれ。

 

最近のEVIL&SANADAの煽りVTRに『シングルプレーヤー×シングルプレーヤー=タッグの完成形』というフレーズが踊っていましたが、そんな小さいこと言わずに『シングル王者×シングル王者=タッグ王者の完成形』くらい言って欲しいんですよ!

 

今のEVIL&SANADAなら出来ると思うんです。

 

 

EVILはNEVER無差別級を1度戴冠したのみ。

SANADAも全日本の若手時代にGAORA TV王座、レッスルワン時代にTNA-Xディヴィジョン王座を戴冠してはいますがハッキリ”過去”の出来事。

 

 

今の新日本プロレス。非常に魅力的なシングル王座がゴロゴロ転がっています。

 

本当に「タッグベルトの価値が見えている」としたならば、IWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座を獲得した二人の姿もそこに写っているはずでは?と私は思いますが。。。

 

そしてその中で”タッグ屋”が意地を見せる

シングル王者がタッグ戦線でも幅をきかせている中で、かつての全日本プロレスにおけるカンナム・エクスプレス(ダグ・ファーナス&ダニー・クロファット)や少し前の新日本ジュニアにおいてのレッドラゴン(ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー)のような”タッグ屋”が「タッグを舐めるな!!」と意地を見せる。

 

タッグでは通用しない息遣いやタッチワークをシングル畑のレスラーに見せつける!

 

こうやってタッグ屋の注目度も上がっていく。

 

こういうベクトルの闘いもあってこそ、タッグの醍醐味なんじゃないでしょうか?

 

 

ここまで読んでくださったみなさん お分かりの通り 私、タッグが大好きなんです!

 

大きく”格闘技”とカテゴライズするならば、タッグマッチがあるのはプロレスだけ。

 

だからマジでEVILの言うようにタッグの価値を上げて欲しいんです。

 

 

「プロレスの魅力は?」と聞かれて堂々と「タッグマッチ!!」と言いたいですからね!

 

 

 

ではまた書きますね。

 

キン肉マンも夢の超人タッグ編がよかったですもんね〜!

 

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