俺の島流しプロレス生活:富士原涼

新日本プロレスについての記事が主ですがインディー含めプロレス”界”について時にこってり話します。

違和感に敏感になろう〜内藤vs鈴木みのるを改めて考察〜

「あれ?」

 

「あれ?」の正体は『違和感』

 


私は普段の生活から、『違和感』に対して『敏感』であることを心がけています。

 

『違和感』を感じたら、一度立ち止まって、何がおかしいのかをよーく考えるようにしています。

 

例えば、出かける前に何だか『手の感触の記憶』に『違和感』を感じたなーと思って帰ってきたら鍵を閉め忘れていたとか。

普段のルーティーンにこそ、些細な違和感を感じた時、何かがおかしいことが多いんです。

 

『違和感』は何かを知らせるシグナル。

 

『違和感』には敏感になりましょう。そして少しでも『違和感』を感じたら少し立ち止まって、よく考える、思い出すといいでしょう。

 

 

 

昨年(2018年)の新日本プロレスの試合で、こう感じた試合が1試合あったんです。

 


私が「あれ?」と『違和感』を感じた試合。

 


それは

 


9.17大分・別府ビーコンプラザで行われた【DESTRUCTION in BEPPU】 スペシャルシングルマッチ。


内藤哲也vs鈴木みのる


この試合の「あれ?」とは


「あれ?この試合あまり面白く無いぞ。」


"内藤哲也"vs"鈴木みのる"だぞ!?

 

面白く無いワケがない!!

 

改めて、この試合と4.29グランメッセ熊本にて行われた同カード(この時は王者鈴木に内藤が挑戦したIWGPインターコンチネンタル戦)を見直して考察してみました。

 

 

4.29熊本、、、序盤は意外と噛み合ってる。内藤がやる前転からのリラックスポーズを鈴木がやり返した。こういう鈴木は珍しい!10分経過時点、内藤はまだアピールする余裕がある。内藤の顔面踏みつけで鈴木が起こったか?試合が動き始める。内藤の張り手と鈴木のエルボーの打ち合い!相変わらず鈴木のエルボーは場内がざわつく威力やなぁ。15分経過、鈴木は膝を狙いに行ったか?解説の真壁も関心するほどの複合膝固めからの足4の字!20分経過、続く鈴木の足攻めに内藤ピンチ!強引にDDTに切り返しから内藤のターンか?デスティーノ狙いを再び膝固めに返される!またも内藤のピンチに場内から悲鳴が!フジハラの悲鳴が!ナガタロックのような形でさらに鈴木絞り上げる!場内内藤コール!フジハラも内藤コール!ここで25分経過、レッドシューズ海野が止めるか!?やめてくれ!頑張れ内藤!打撃の連打からスリーパー、これはまさかゴッチ式くるか!?いや、切り返した、が少し形が崩れた。。場内再び内藤コール。おお!内藤が張り手の連打!鈴木がぐらつく!珍しく内藤が直下式ブレーンバスター!30分経過、ここで内藤デスティーノ!!カウント3!!やったーーーーー!

 

ふぅ。やや唐突に決まった印象ですが、終盤の内藤の張り手からの逆襲はなかなか見応えありました!良い試合でしたよ。

 

この熊本大会はここからが重要。”あの”マイク、そう、『一歩踏み出す勇気』のアレですよ。

 

ーーーーーーーーー(しばらくマイクのシーン)ーーーーーーーーーーー

 

グスッ。泣いてしまいますね。

 

いやー、最高だ。『一歩踏み出す勇気』の一つ前の一言『変わろうとする覚悟』もなんてアツいんだ。。

 

そう、あの言葉のおかげで自分自身も変われて、新たなるチャレンジに挑もうと、、あ。

 

あかんあかん、今回は考察!!さてお次は

 

9.17大分、、、今回は内藤がスーツを脱ぎ終わる前に鈴木が仕掛けた!!しかしすぐに形勢逆転、場外で鈴木の顔を踏みつける内藤!これに怒ったか鈴木、今度は鈴木のターン、観客席に内藤を放り投げる暴挙。ここから腕攻め、打撃、内藤のリストバンドを使っての指への反則攻撃。内藤も張り手で反撃を試みるが腕に力が入らないか、なかなか続かすに10分経過。内藤、コーナーに振ってからの足払い→ロープ越えのドロップキックを放ち、ロスインゴポーズを決めるが表情に余裕は無い。そのまま鈴木の頭を踏んづけるがこれに怒ったか鈴木、怒涛の攻め!PKのような形の蹴りからストンピングの嵐!闘いは場外になだれ込み、鈴木は本部席の机を使っての攻撃、机の上に内藤を寝かせ椅子で殴ろうとするが海野レフェリーが制止!いいぞ海野さん!エプロンから机の上へのゴッチ式を狙う鈴木!!やばい!しかしここは内藤が逆に机の上へのネックブリーカー!内藤のターンきたか!?いや、、鈴木の地獄ターンが始まった。。雪崩式フランケンを狙った内藤を引きずり下ろし膝固め。20分経過。

 

ここまではよかったんです。ここからが何故かなんか盛り上がらない。内藤の攻めをことごとく足攻めに切り返す鈴木。何度も何度も、何度も何度も。。。パターンこそ違うものの内藤の苦痛に歪む顔が10分以上続くんです。

 

グラウンドで、足攻めで、苦しむ内藤の顔がずーっと続く展開。私が”ゴリゴリの”内藤ファンだから盛り上がらないのかな?いや、そうじゃない。。

 

そういや、この、『あれ?』、以前にも体験している気がする。

 

思い出せ思い出せ!!

 

そうだ、2017年2.5北海きたえーるでのIWGPヘビー級選手権・オカダカズチカvs鈴木みのるの試合を新日本プロレスワールドで観た時もこの『あれ?』を感じたんだった。

 


私はこの試合を現地観戦したんですが、とても盛り上がってたんです。

 


盛り上がってた、と言うよりは「オカダが壊されてしまうんではないか?」というハラハラしたスリル感がとてもありました。

40分超えの試合だったんですが、観客席はみんなずっと声援を送り続けるような試合でした。


ところが、この試合をワールドで観たところ、「あれ?なんか盛り上がってない?」と感じたのです。


派手な攻防も少なく、ジリジリとオカダの脚を壊しにかかる地味なグラウンドでの展開が続く”だけ”に見えたのです。

 

しかし、現地では確実に盛り上がっていました!


この別府での内藤vs鈴木みのるも現地では盛り上がってたのではないでしょうか?


画面を通して観る『盛り上がる』はケニー飯伏石井の試合やジュニアの試合といった いわゆる現地でもドッカンドッカンとした試合でしょうか。


一方で鈴木みのるが本気で壊しにかかってるような試合は、現地でしか味わえないスリルがあるように思えるのです。

 

私が現地観戦をこよなく愛している理由、それはこの『現地でしか味わえないスリル』が大好きなんだと思うからです。

 

この発見はとても大きかった!

 


プロレスを観ていて、『違和感』を感じたら、是非立ち止まって、よく考えてみましょう。絶対、面白い発見があります!

 

 

いつかビッグマッチを”現地組”と”中継組”でお互いどうだったか討論みたいなこともやってみたいなぁ。

 

 

 

 

© fujiharaarmber