俺の島流しプロレス生活

新日本プロレスについての記事が主ですがインディー含めプロレス”界”について時にこってり話します。

関西地上波プロレス春の時代

この度、MBS毎日放送(近畿広域圏におけるTBS系列)にて、ドラゴンゲートのレギュラー中継番組が始まったんですよ。

 

また、朝日放送(テレ朝系)における、我らが『ワールドプロレスリング』放送も、これまで2〜3週遅れ(アホすぎる)ネットだったのが、わずか2日遅れで見れるようになったんです。

 

なかなかこれは関西地上波プロレス、春がやって来たと感じましたね。

 

 

というのも、関西広域圏、これまで『ワープロ』も遅いし、かつての『全日本中継』、『ノア中継』も信じられないくらい遅れネットで、深夜も3〜4時ともはや『朝やんけ』と言えるような時間にやってたんです。

 

『ノア中継』は関東での本放送が打ち切りになる半年以上前に打ち切るわ、(大阪府限定ですが)テレビ大阪で始まった『ノアぷ〜』も4ヶ月で終了するわで、とにかく地上波におけるプロレス不毛の時代がかれこれ10年くらい続いていたんです。

 

正直、この扱いだからプロレスの人気が落ちるねん!って思ってた時期もありました。

逆に言えば、テレビ局も人気が無いコンテンツと判断したからこの扱いにしたんだろうと。

 

 

近畿広域圏という、関東につぐ商圏でこの扱いなんだから、地方に行くにつれどうなっていくんだろうと不思議で仕方がなかったです。

 

県によっては地上波放送が2つしか無い地域もあったり、それこそワールドプロレスリングどころか”『笑っていいとも!』が夕方にやってる”ところや”『めざましテレビ』がお昼にやってる”なんてところもあるとか無いとか、、、。

 

けどそういう地上波不毛地帯は、ケーブルテレビの普及率が異様に高かったりするんですよ。

〜これはまぁその地域の放送関係のお偉いさんがその地域のケーブルテレビのお偉いさんも兼ねていたり、、と色々あるんですね。〜

だから比較的、関東と同じ視聴環境で見れていたり、さほど不便を感じずにテレビに向き合えていたのだと思います。

 

それでもまだ不便なところは山ほどあります。今調べて見たら私が移住予定の北海道は『ワープロ』、5週遅れやん。ゲッ。

 

 

今でこそネットで情報を補えているとはいえ、やはり私は地上波のパワーってまだまだすごいもんだと思っているんですよ。

 

 

以前デパートに出入りする仕事をしていたとき、地方の店舗(これまで聞いたことないようなデパート名でしたw)の物産展の出張で出向いた時、まーーーーーーガラガラなんです。それが地上波の朝や夕方の情報番組で放送されるや否や、

 

お客さんどーーーーーーーーーーーー

 

いや、この地域の二人に一人は来てるんちゃうの?

くらいのお客さんがくるんですよ。

 

そのローカル情報番組の人気レポーター(アナタの地域にもいますよね?)が密着紹介したブースなんて長蛇の列ですよ。

 

基本、『テレビを見ている』年齢層の高めの方々が多いのですが、ネットばっかり見てそうと思っていた若い年代、それこそ学生さんとかもたくさん来るんですよ。

 

あ、なんだかんだ言って地上波テレビだな。

 

だから今、関西地方で『ワープロ』の扱いが良くなった、というのとドラゴンゲートの地上波レギュラーが始まったのは、地上波テレビ放送業界から見て、関西の”プロレス市場”が優良コンテンツだと認められたと考えて良いのでは?と思います。

 

もともと、新日本もドラゴンゲートも関西地方では人気だったのでこの2団体には大きな変化は見られないかと。

 

けど、『プロレス』というもの自体の世間への露出が増えると、

『あ、前テレビでプロレスやってたの見たけど結構オモロかったなー、ちゃう団体やけど観に行ってみよか』と、他団体にも波及してくれると願います。

そしてプロレス人気が高くなってもっといろんな団体が興業遠征してくれて負けじと関西ローカルの団体も激しくなって、、と良い相乗効果が生まれるはずです。

 

 

さて、そしてここで大切になって来るのが放送の『中身』です。

 

普段新日本プロレスワールドで視聴している私ですが、”2日遅れ”の『ワールドプロレスリング』も欠かさずチェックしているんですよ。

 

30分の放送枠(実質23分くらいかな)でどのように『編集』しているのかが見たいんです。

試合自体をノーカットで流すのはほぼ不可能です。かつ、現在のストーリーをわかりやすく視聴者に伝えないといけない。しかもそのターゲットは『プロレス初心者』。

 

これは相当難しい作業です。人にものを教える時のポイントの一つに『小学生にもわかるように説明する』というのがあります。

 

流石に『小学生にも』という部分からはポイントが少しズレるかもしれませんが、現在の『ワープロ』の放送のつくりを見る限り、『ワープロ』スタッフからは『新日本プロレス愛』を私は感じます。

スタッフ全員がプロレス好き かどうかはわかりませんが、少なくとも今の『ワープロ』にはプロの仕事を見せてもらってます。

 

 

『こんなにもいい試合をレスラーたちはやっているんだから、我々はこれを30分でいかに世間に響かせるか!』

 

このような気概を放送から感じ取れます。この熱が続くと嬉しいです!

 

 

一方のドラゴンゲート中継(番組名は『最先端バトル ドラゴンゲート!!』)、まだ第一回放送したのみで、初回放送は昨年の12月4日の後楽園ホール大会での”オープン・ザ・ドリームゲート選手権 吉野正人vsPAC”でした。

 

内容としてはGAORA(MBSが親会社)での中継素材を編集したもので、特に此れと言って目立ったものもなかったです(試合内容は文句なしのドラゲークオリティ)。しかし次回放送も同日の後楽園大会からの放送というのは少し今のプロレス中継番組としてはスローだな、という印象です。1.12京都、1.13大阪と試合があるにも関わらず、その告知も無いのはせっかく関西ローカルで製作している番組なのに勿体無いなぁと思いました。

 

関西ローカルでのプロレス番組といえば、かつて大阪プロレスが月一でかなりコテコテのバラエティパートと試合中継パートを少し織り交ぜて流してた『爆RING』という番組があったのですが、なかなか面白い内容で、関西ローカル月一とはいえその露出のおかげで大阪城ホール(!)でのビッグマッチを成功させたんですよ。

 

MBSには関西のローカル番組としての地力がかなりある放送局だと思う(個人的にもよく”4チャン”つけてることが多いです)ので、ここはGAORAのソースだけに頼らずに、思い切った路線で番組作りをしてほしいと思いました。せっかくあれだけ喋れるタレント揃いの団体なんだし。

 

まだ始まったばかりだし、番組冒頭でも『逆上陸20周年イヤー』と強調してはいたので、これからに期待です。

 

 

 

各団体がそれぞれ自前でインターネット中継局を抱えてきているので、それほど地上波テレビというものに対する憧れ/焦りのようなものはほとんど無くなってきているのかも知れません。

けど、やはりなんだかんだ言って地上波テレビのパワーというのはまだまだ強大なものだと私は思います。

 

『ログインせずに見れる』垂れ流しだからこその地上波テレビの気軽さと強大さにもう一度、プロレスというコンテンツを浸透させてほしいです。

 

 

 「俺の夢はIWGPジュニアのベルトを巻き、ジュニアとしてヘビーのベルトを巻き、ゴールデンタイムで試合をすることだ!」 

 

 

そう、時限爆弾は動き始めてるんですから。

© fujiharaarmber